簡易宿所とゲストハウスの違いについても質問が多いので、表にまとめてみました。

根本的には簡易宿所は「宿泊施設」であって、民泊施設は「賃貸借契約利用施設」であるところが大きな違いです。

民泊施設の条件の「7日以上」という条件は結構厳しく、簡易宿所では1泊から宿泊可能ですので、この点では簡易宿所のほうが大きなメリットがあります。

逆に、簡易宿所は帳場(カウンター)の設置等が義務付けられており、ワンルームマンション等では構造上、帳場を設けることはかなり難しいことが多いです。

結局のところ、どちらがいいのかは物件の場所や構造にもよりますので、専門家と相談しつつ、民泊と簡易宿所のどちらがメリットがあるのかを考えていくしかないでしょう。

 

簡易宿所 民泊施設
場所 要件を満たせば日本全国どこでも運営可能 限られた国家戦略特区内でのみ運営可能
契約内容 宿泊施設 賃貸借契約
申請の方法 旅館業許可申請 旅館業法の適用除外申請
滞在期間 1泊から宿泊可能 7日以上でなければ宿泊できない
帳場(カウンター) 一般に必要 一般に不要
広さ 1名あたり3.3㎡(平成28年4月から)、内法で測定 25㎡以上 壁芯で測定